こんにちは、今回のトピックスは日本のワインにまつわるいろいろなこと。
日本のワインをおすすめしている飲食店も多くなってきました。
手頃に気軽に、おいしい日本のワインが楽しめるようになってきた今、定番ワインから期待の銘柄までをご紹介いたします!
便利さか?愛着か? 終わらないワインの栓選び
テイント(taint)とは「本来あるべき品質が何らかの作用で劣った品質になった」という意味で、コルク臭によって品質を落としてしまうことをコルクテイントと呼ぶそうです。
少し前までスーパーや酒屋さんで買える手頃な日本ワインは、海外のワインに比べビンやラベルのデザインがいまいちだった印象。そして何故か封はコルクではなくスクリューキャップが多かったように思います。
スクリューキャップは誰でも簡単に空けられとても便利ですが、崩れやすいコルク栓を丁寧にあけるのもワインを飲む楽しみのひとつかもしれません。でも天然のコルクは保存状態によって異臭の原因となったり密封性が確保できなかったりさまざまな問題点が。一方、スクリューキャップでも赤ワインの酸化による還元臭などが指摘されることもあるようです。
ワインの栓についてはまだ正解はなく適材適所ということでした。まったく新しいガラス栓なども開発されているようです。
また、コルク栓は良質な資源でもあり、一度使用しても再度利用することが可能なことから分別してリサイクルする動きもみかけるようになりました。
日本ワインの産地
ワイン造りといえば山梨県勝沼がよく知られています。
以前に勝沼の「ワイン民宿鈴木園」に宿泊させていただいたことがあります。(ワイン博物館が併設されている面白い宿です)
手作りの夕食とともにいただいた「甲州シュールリー」は手頃な価格でしたがキリッとした味わいで最高においしくいただくことができました。
そんな経験からか、てっきり山梨や長野あたりだけだと思い込んでいたワイン造りは北海道から九州まで日本全国でおこなわれていました。
以下、ダカーポの特集から各産地おすすめの銘柄を抜き出してみました。
日本ワインのブーム到来 いま飲むべきワインはなにか?|ダカーポ
北海道:北海道ワイン 北海道ケルナー
岩手県:旭洋酒 それいゆ・ピノ・ノワール、エーデルワイン・ハヤチネゼーレ・ツヴァイゲルトレーベ樽熟成
長野県:小布施ワイナリー ソガ・ペール・エ・フィス・メルロ・カベルネ・ソーヴィニヨン・オルディネール、シャトー・メルシャン 長野メルロー
山梨県:丸藤葡萄酒工業 ルバイヤート甲州シュール・リー、中央葡萄酒 グレイス甲州
大阪府:仲村わいん工房 がんこおやじの手造りわいん
大分県:安心院葡萄酒工房 大分のシャンパーニュ
熊本県:熊本ワイン 菊鹿シャルドネ
各ワイナリー共に訪問をうけいれてくれるようです。(必ずお問い合わせください)
各地のワイナリーを訪れるのもワインの楽しみ方のひとつですね。
ブランディングされた新しい銘柄
白金にある「BIOTOP -ビオトープ」は、植物園芸/ファッション/コスメ/レストラン/ツリーハウスなどが集まった複合型ショップです。
“ビオトープ”とは「生き物のありのままの生態系が保たれた空間」という意味の生物学の用語。
ビル全体につながりが感じられ、よくあるテナント募集型ビルでは表現できない一体感がある場所です。
最上階のレストラン「IRVING PLACE」では「シャトージュン」というワインが扱われています。
「BIOTOP -ビオトープ」の運営母体はアダム エ ロペなどを展開する大手アパレル企業ジュングループ。
そのジュングループが山梨県甲州市勝沼町のワイナリーで醸造しているのが「シャトージュン」です。
シャトージュンWebサイト:http://www.chateaujun.com/
ホームページでは、ワイン造りのこだわりが紹介され、ワインとマリアージュする料理までもが提案されています。どこをとっても洗練されたデザインが行き届いています。
シャトージュンのワインは、栽培者や畑による違いを際立たせる作り方をしているそうです。そして値段もお手頃。
シャトージュンのようにデザインも良くお手頃価格のワイン銘柄がもっと増えてほしいと思います。
そしてさらにお気に入りのレストランで料理に合う日本ワインを選べるようになることを願ってやみません。
もっと日本のワインを積極的に手に取っていきたいです。