HOUSE IN THE HOUSE
デザインコンセプト
各個室を各々独立した4つの家、キッチンやダイニングをパブリックなスペースとして見立て、プライベートな部分とパブリックな部分とのメリハリをつけました。
家族以上に一緒に過ごすスタッフ同志が、程よい距離感を保ちながら、お互いのスタイルを尊重し刺激しあい進化できるような空間として、「人とつながること」によってより自分自身を見極め高められるような場所を…との願いを込めて。
社員が思い切り美容の仕事に取り組めるように、ファミリータイプのマンションの1室を「人とつながること」をコンセプトにリフォーム。4人まで住居可能なスタッフ社員寮へ改装した「Beauty Okamoto × illustrator majocco」シェアハウスプロジェクト。
イラストレーターmajocccoちゃんによる壁面のイラストがすばらしいアクセントを与えてくれています。
個室
各部屋には必ず付いている窓は、単なる「部屋」ではなく各々が独立をした「家」に住むというコンセプを象徴しています。窓の素材には、透過する光が優しくほのかに漏れ暖かい印象を受ける曇りガラスを採用。中の様子は分かりにくい様になっています。
この窓は光を取り込むといった機能的な部分だけでなく、同じ空間を共有している人の気配を感じることができます。他の人との繋がりや何気ない気遣いがあふれる居住空間となるでしょう。
こだわりの品
一輪挿しはドイツ製のビーカー
小物入れはスエーデンの医療器具の煮沸箱
ベンチと折りたたみ椅子は座面に古材を使用し脚部は鉄製
テーブルは椅子に合わせて鹿児島の職人がオーダー製作
奥に見えるキッチンも鹿児島の金物職人がオーダー製作
収納箱はユーゴスラビア軍がパンを運ぶ際に使用する箱
傘さしはスイス軍が砲弾を運ぶ際に使用するバスケット
シューズクローゼット:充分な収納量を備えた共用のシューズラックと出勤前に全身のチェックが出来る姿見ミラーもあえて共用のスペースに設けてあります。
ダニングキッチン
住人が主に集う場所となるダニングキッチンは、一般的な住宅やマンションの様に単にくつろぎや癒やしを求める空間ではなく、エネルギーをチャージするラボ(笑)のような空間に仕上げています。
コンクリートの壁と対比させた骨組状の木製壁やエージングと言う特殊な技法で荒々しく崩れた様なコンクリートの壁が創作意欲を掻き立てます。
そしてイラストレーターmajoccoがこの空間の為だけに描き下ろした作品「地図をひろげるということ」は、彼女と同年代の女子へのエールとメッセージ!
その他 特注製作のキッチンやテーブル、アンティークの椅子や小物等、五感を刺激する為の様々な仕掛けを設えた空間となっています。