あなたがレストランで食事をしてお会計をするとき
「お金はいただかなくても結構です。あなたより前に食事をされた方からすでにいただきました。あなたも次に来る人のために食事代を贈っていただくことができます」
と言われたらあなたはどうしますか?
これはアメリカ西海岸で始まったとされる「カルマキッチン」というサービスの仕組みです。
レストランのボランティア企画で始まったカルマキッチンは、すぐに注目を集め世界中で開催されたそうです。
「カルマ」とは、インドの言葉で、「行い」「行為」「作業」「用事」というありふれた意味の日常語。
仏教聖典(お経)では、karma を「業」(「作業」の「業」)と訳し、「自業自得」と言う。
これは、いい行為(カルマ)にはいい結果がもたらされ、悪い行為(カルマ)には悪い結果がもたらされるという意味で、「因果応報」(行為と宿命には原因と結果の関係がある)という古代インドの思想を説明したもの。
カルマキッチンを訪れた人は、次に訪れる人に向けていくらお金を贈るのかを決めることになります。
もちろん贈る気持ちになれない人はそのまま帰ることもできるのです。
普段私たちは、お店側が値段を決めたメニューを選ぶだけ。
実際に自分がどうするかを考えてみると、なかなか難しい決定だと思いました。
自分のためではなく、見ず知らずの他人のために贈る値段を決めることは「カルマ」という言葉がぴったりきます。
日本にもカルマキッチンがあった!
あなたのお食事は、あなたの前に来たお客様によって支払われています。この優しさと贈り物の連鎖を続けていくためにも、あなたも次に来る方の為に、pay it forward(恩送り)してください、と招待されるお店
次の人に対する贈り物はお金でなくてもよいそうです。(ボランティアや芸など)
最近では2013年8月31日におこなわれていて、次回の開催予定の告知はまだありませんでした。
開催の様子が動画でも掲載されていて現場のいい雰囲気が伝わってきます。
何に対して、どうやって対価を支払うのか?
(もちろん支払わなくてもよいのですが、、)
をイメージする場所カルマキッチン。
応援していきたいです。
気持ち良くpay it forward できるポイントとして料理のおいしさにはこだわっていただきたく思います!!